2012年05月08日
ルルーシュ「姉上……」コーネリア「姉上、だと……ふざけるな!
コーネリア「何度言えばわかる、ルルーシュ!!」
ルルーシュ「なぜキレる!?」
ナナリー「今のはお兄様が悪いです」
ルルーシュ「な、ナナリー?一体何故……」
コーネリア「私のことは『お姉ちゃん』と呼べと言ったはずだろう!!」
ルルーシュ「」
ナナリー「はい、コーネリアお姉ちゃん」
コーネリア「うむ」
というコーネリア様もいいよね?
はよ
最近ギアスss多いな
ルルーシュ「……というか一体なせここに姉上が」
コーネリア「……グスッ」ウルッ
ナナリー「お兄様!」
ルルーシュ「ええい!『お姉ちゃん』!これでいいだろう!!」
コーネリア「ルルーシュ……」
ルルーシュ「なんだ!!」
コーネリア「もっと愛をこめて呼ばんか!愛しのお姉ちゃんがこうやって会いに来たんだぞ!」
ルルーシュ「ふざけるなあああああああああああああああ!!」
コーネリア「ふざけてなどいない!!」
ナナリー「あ、あの、お2人とも落ち着いて」オロオロ
コーネリアおばさん
>>13
踏み潰すぞ
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17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 16:09:20.32 ID:Y2rmgEA60
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ルルーシュ「大体何故俺とナナリーの居場所を……というか生きていることを知っている!?」
コーネリア「なにを言っているんだルルーシュ?」
ルルーシュ「何って……?」
コーネリア「そんなもの父上も我々兄弟も全員知っているぞ」
ルルーシュ「…………は?」
ナナリー「あの、お兄様……」
ルルーシュ「どうしたナナリー?」
ナナリー「その、実は以前よりクロヴィスお兄様がエリア11の総督になられたときにご挨拶に来られていたんですが……」
コーネリア「ふむ、さすがお前たちに会いたいが為に総督に就任しただけあって行動が早いな」
ルルーシュ「」
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24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 16:21:19.78 ID:Y2rmgEA60
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ルルーシュ「待て待て待て待て、一体何がどうなっている!?」
コーネリア「どうもこうも、元々お前たちを日本へやったのはお前たちを守るためなんだ
所在や生存の確認など当然のことだろう、なあナナリー?」
ナナリー「はい、そのようにお父様からはあらかじめ聞かされていましたが……」
ルルーシュ「は?」
コーネリア「まぁお前が知らされていなかったのは仕方ないことなのだルルーシュ……」
ルルーシュ「ふざけるな!だったら何故……何故こんなことを」
コーネリア「そのことについては父上から手紙を預かっている。ほら」
ルルーシュ「くっ……貸せ!」バッ
コーネリア「ふむ、せっかちなヤツだな」
ルルーシュ「あの男、この期に及んで一体何を……」ペラッ
『ドッキリ☆大成功!!ねぇ今どんな気持ち?ねぇねぇ今どんな気持ち?
パパより』
ルルーシュ「殺すぞ糞オヤジいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!」
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34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 16:27:09.45 ID:Y2rmgEA60
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コーネリア「ちなみに発案はシュナイゼル兄上だ」
ルルーシュ「おのれシュナイゼルぅぅぅぅうううう!!」
ナナリー「あ、あのお兄様。落ち着いて……」
ルルーシュ「これが落ち着いていられるか!!」
ナナリー「あっ……」ビクッ
コーネリア「こらルルーシュ、ナナリーが怯えているぞ……まったく、仕方のないやつだ」
ルルーシュ「あ……す、すまいないナナリー」
ナナリー「いえ、お兄様のお怒りももっともです……私も片棒を担いでいた訳ですし」
ルルーシュ「いやナナリーは悪くない、悪いのは糞オヤジとシュナイゼルだ……怖がらせてすまないナナリー、もう大丈夫だ」
ナナリー「お兄様……」
コーネリア「ふむ、これで一件落着だな」
ルルーシュ「してないっ!」
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41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 16:34:13.71 ID:Y2rmgEA60
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コーネリア「何が気に食わないんだ弟よ」
ルルーシュ「まさか姉上がこんな事の為だけにここまで来るはずがないでしょう……本題はなんだ?」
コーネリア「」ツーン
ルルーシュ「……姉上?」
ナナリー「もう、お兄様。ちゃんと呼んであげないとダメですよ?ね?コーネリアお姉ちゃん」
コーネリア「ふふ、ナナリーはいい子だな」ナデナデ
ナナリー「そ、そんな……///」
コーネリア「ほら、ルルーシュよ。姉に呼びかけるときはちゃんと呼ばないか」
ルルーシュ「くっ……」
コーネリア「ほら、愛を込めて『お姉ちゃん』と呼べばいいだけだろう?」
ルルーシュ「お……お姉ちゃん……」
コーネリア「なんだっ、ルルーシュ!」パァァァ
ルルーシュ(なんだこの理由も不明な敗北感は!!)
-
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 16:40:21.90 ID:Y2rmgEA60
-
ルルーシュ「それでお、お姉ちゃんは今日は一体どんな用件でここに?」
コーネリア「ああ、それなんだがな……」
コンコン
コーネリア「ん、来たか?入れ」
ルルーシュ「何しきってんの!?お前は客だろ!?」
ガチャッ
咲世子「失礼します」
ナナリー「あら?どうしたんですか咲世子さん」
咲世子「お荷物が届いたのですが……」
ルルーシュ「それならいつも通り受けとっておいてください」
咲世子「そ、それが……コーネリア皇女殿下宛のものなんですが」
ナナリー「コーネリアお姉ちゃん?」
コーネリア「よい、予定通りだ」
ルルーシュ「待て、嫌な予感しかしない」
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46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 16:46:20.49 ID:Y2rmgEA60
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コーネリア「なんだ、ルルーシュ……ふふっ、そんなことしなくてもすぐ戻るぞ?甘えん坊だなお前は」
ルルーシュ「違う、そうじゃない!!そもそもそんな人間関係の構築まですら至っていない!」
コーネリア「じゃあどうしたと言うのだ」
ルルーシュ「予定通りとはどういう意味ですか?」
コーネリア「なに、元々頼んでおいたものが届いただけだ」
ルルーシュ「それはなんだ!?」
コーネリア「何、ちょっとした私物だ」
ルルーシュ「私物……まさか!?咲世子!」
咲世子「は、はい!」
ルルーシュ「何が届いている?」
咲世子「そ、それは……」チラッ
コーネリア「よい、別段隠すようなことではないのでな」
咲世子「コーネリア様の……家財道具一式です」
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50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 16:52:39.66 ID:Y2rmgEA60
-
ルルーシュ「なん……だと……?まさか!?」
コーネリア「そのまさかだ。今日から世話になる」
ルルーシュ「ふざk」
ナナリー「本当ですか、お姉ちゃん!」
コーネリア「ああ、本当だナナリー」
ルルーシュ「」
ナナリー「どうされました、お兄様?」
ルルーシュ「いや、ナナリーはその……一緒に住む事に賛成なのか?」
ナナリー「はい、とっても嬉しいです!」
コーネリア「ふふふ、ナナリーは素直で本当に可愛いな」
ルルーシュ「ぐ……」
-
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 17:00:18.03 ID:Y2rmgEA60
-
コーネリア「それで?なにかあるのか、ルルーシュよ?」
ルルーシュ(くっ、こいつ……俺とナナリーの愛の巣に土足で入り込んできやがって!!)
ナナリー「お兄様?」
ルルーシュ(ここで反対することは簡単だ。だが、そうするときっとナナリーは悲しむ……どうすれば……)
ナナリー「……もしかしてお兄様はお嫌なのですか?」
コーネリア「そ、そうなのかルルーシュ……?」シュン
ルルーシュ(何故貴様が露骨に落ち込む!?……少し可愛……待て待て待てあいつは2○歳だ、姉だ!落ち着け俺!!)
ナナリー「お兄様……」ウルウル
コーネリア「ルルーシュ……」ウルウル
ルルーシュ「ええい、わかった!引越しのキャンセルも面倒だ、そのまま受け取ればいいだろう!」
コーネリア「ルルーシュ!」パァァァ
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56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 17:05:49.20 ID:SPA7mMtN0
-
きっとその家財一式はギルフォード卿が準備したんでしょうね
泣きながら・・・
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58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 17:09:51.18 ID:Y2rmgEA60
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ナナリー「ふふっ」
ルルーシュ「どうしたナナリー?」
ナナリー「やっぱりお兄様は優しいですね」
ルルーシュ「別に、思ったままを言ったまでだ」
ナナリー「そうですね」クスクス
ルルーシュ「ふん」
コーネリア「おい、ルルーシュ」
ルルーシュ「どうされました姉上?」
コーネリア「るるーしゅ……」ウルウル
ルルーシュ「お、お姉ちゃん?」
コーネリア「その、なんだ……せっかく一緒に住む事になったのだしもっとフランクな感じで話してもいいんだぞ?
そのほうがきっと『お姉ちゃん』と呼びやすいに違いない。そうだ!そうするべきだ!」
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59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 17:11:34.06 ID:A2zLYUZi0
-
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62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 17:14:31.70 ID:UA8i6gFQ0
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>>59
一枚目無理しすぎだろBBA
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65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 17:15:47.95 ID:gMMp/jnl0
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>>62
八つ裂きにされたいか貴様
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66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 17:16:37.16 ID:Y2rmgEA60
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ルルーシュ「お断りします」
コーネリア「……」シュン
ルルーシュ「ぐ……な、ナナリーもああやって丁寧な言葉じゃないですか。俺だけ……」
コーネリア「この脆弱物が!!」
ルルーシュ「なっ!?なんだと」
コーネリア「妹は……妹は敬語妹こそ至高だろうがァァァ!!!」
ルルーシュ「……はっ!」
コーネリア「従順なタイプだろうが反抗的なタイプであろうが妹は敬語が一番に決まっている!そんなことも解らんのかルルーシュ!!」
ルルーシュ「た、確かにナナリーが敬語じゃなくなったら……なくなったら……」
コーネリア「ふふん、そうだろう?」
ルルーシュ「……いや、ありだ」
コーネリア「ふざけるなルルーシュ!!」
ルルーシュ「別にふざけてなどいない!妹は……いや、ナナリーこそ至高だ!異論は認めない!!」
コーネリア「ルルーシュゥゥゥゥ!!」
ルルーシュ「コーネリアァァァァ!!」
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68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 17:18:08.91 ID:Y2rmgEA60
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コーネリア「あ……」シュン
ルルーシュ「あっ、お、お姉ちゃん」
コーネリア「うむ、よし!」
ルルーシュ(めんどくさい……)
ナナリー「コーネリアお姉ちゃんとお兄様はもうすっかり仲良しですね。安心しました」
咲世子「ふふっ、そうですね」
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78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 17:25:03.13 ID:Y2rmgEA60
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ナナリー「あ、ところでコーネリアお姉ちゃん?」
コーネリア「どうしたナナリー?」
ナナリー「その、差し出がましいようなのですが、こんな所にお引越ししてきて公務はどうなさるおつもりですか?」
コーネリア「ああ、そんなことか。それならば問題はない」
ルルーシュ「そんなはずはないだろう。まさか皇位継承権を返上してきた訳ではあるまい……」
コーネリア「ほぉ、流石だなルルーシュ。良くわかったな」
ルルーシュ「はぁ!?」
ナナリー「まぁ……」
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87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 17:30:25.54 ID:Y2rmgEA60
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コーネリア「ふっ、私はなルルーシュ。……皇女である前に一人の姉でいたいのだよ!!」
ルルーシュ「何やってんですか姉上?」
コーネリア「ルルーシュ、姉上はやめろと言ったいるだろう!お前たちに『お姉ちゃん』と呼んでもらいたいが為にだな……」
ルルーシュ「……何やってんですか姉上」
コーネリア「うぅ…………ナナリー!ルルーシュが意地悪だ!」
ナナリー「はいはい……もう、お兄様!」
ルルーシュ「な!?ナナリーに泣きつくのは卑怯だろう!」
ナナリー「いーえ、今のはお兄様が悪いです!コーネリアお姉ちゃんに謝って下さい」
ルルーシュ「な、ナナリー!?」
コーネリア「ふふん」
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94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 17:38:22.37 ID:Y2rmgEA60
-
ナナリー「さあ、お兄様?」
ルルーシュ「くっ……すまなかった」
コーネリア「……聞こえんな」
ルルーシュ「な、何だと!?」
コーネリア「『ごめんなさいコーネリアお姉ちゃん』って言ってもらわないときっと聞こえないに違いない」
ルルーシュ「なんだその羞恥プレイは!?絶対に嫌だ!!」
ナナリー「お兄様っ!!」
コーネリア「ほらルルーシュ、早くしないか」
ルルーシュ「くっ…………ご、ごめんなさいコーネリアお姉ちゃん……///」
コーネリア「うむ、弟のしたことだ。寛大な心で許そうではないか」
ナナリー「良かったですね、お兄様」
咲世子「もうすっかり仲良し姉弟ですね♪」
ルルーシュ「お前は黙っていろ咲世子!!」
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98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 17:44:23.43 ID:Y2rmgEA60
-
ルルーシュ「そこで一つ提案があるのだが、いいかな?」
コーネリア「ふむ、なんだ?」
ルルーシュ「流石に『お姉ちゃん』はすごく……ものすごく抵抗があるので『姉さん』ではダメだろうか?」
咲世子「ええ~」
ルルーシュ「だからお前は黙っていろ!!」
コーネリア「ふむ……お姉ちゃんは呼びにくいか?」
ルルーシュ「ああ……」
コーネリア「……どうしてもか?」
ルルーシュ「どうしても、だ」
コーネリア「ふむ、仕方ない。許す、これからは『コーネリア姉さん』もしくは『ネリねえ』と呼ぶが良い!」
ルルーシュ「わかったよ、コーネリア姉さん」
コーネリア「……『ネリねえ』でもいいんだぞ?」
ルルーシュ「うん、気を使ってくれてありがとうコーネリア姉さん」
コーネリア「むう……」
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100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 17:46:07.08 ID:LlAW+q680
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ネリねえってネーミングひねりねぇな
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103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 17:48:16.79 ID:XaZURhK4O
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>>100
ん?
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106:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 17:49:51.32 ID:u6MD4Y8n0
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>>100
なかなかの腕前だな
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109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 17:56:45.06 ID:Y2rmgEA60
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ナナリー「これで仲直りですね、お2人とも」
ルルーシュ「ああ……」
コーネリア「うむ」
ピンポーン
ナナリー「あ、お客さんでしょうか?」
コーネリア「ふむ、頼めるか咲世子?」
咲世子「はい、かしこまりました」
ルルーシュ「……どんだけ馴染むの早いんだ」
コーネリア「当然だろう、これから家族としてここで暮らすのだからな!」
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113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 18:08:32.23 ID:Y2rmgEA60
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ルルーシュ「ここで暮らすって……仕事はどうするのですか?」
コーネリア「案ずるな弟よ。この姉がそんなことで抜かりがあると思うのか?」
ルルーシュ「いや、散々皇族として暮らしてきたのにいきなり市井に混じって、しかも仕事などできるのですか?」
コーネリア「愚問だな」
ルルーシュ「ほう……どんな職種なのですか?」
コーネリア「とはいえ、流石に一企業に入ってと言うのは無理があるから公務員にしておいたよ」
ナナリー「公務員といいますと役所や警察ですか?」
ルルーシュ「ああ、なるほど。警察などは確かにぴったりだ……」
コーネリア「残念だが警察ではない」
ナナリー「それではお役所なのですか?」
コーネリア「いいや、そちらでもないよ」
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117:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 18:14:14.32 ID:Y2rmgEA60
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ルルーシュ「それでは一体……いや、ちょっと待て」
コーネリア「お、流石だなルルーシュもう察しが付いたか」
ナナリー「そうなんですかお兄様?」
ルルーシュ「ああ……その前に。どのように通勤するのですか?」
コーネリア「ここから非常に近いので徒歩だな」
ルルーシュ「……免許が必要な仕事ですか?」
コーネリア「ああ、在学中に気まぐれで取っておいたがまさか役に立つとはな」
ルルーシュ「………………マジか」
コーネリア「マジだ」
ナナリー「あの……?私にはわからないのですけれど」
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123:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 18:19:40.64 ID:Y2rmgEA60
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コーネリア「ふふっ、簡単なことだナナリー。私は教師をやるのだよ」
ナナリー「えっ、本当ですか?」
コーネリア「ああ」
ナナリー「ここからとても近いということはもしかして……」
コーネリア「そのとおり、アッシュフォード学園に勤務することになっておる」
ナナリー「本当ですか!?」
コーネリア「こんなことでは嘘は言わんよ」
ナナリー「学校でも一緒なんですね、お姉ちゃん!」
コーネリア「ああ、とはいえ学校ではちゃんと先生と呼ぶのだぞ?」
ナナリー「はい、コーネリア先生」
コーネリア「む……家では先生は禁止だ」
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124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 18:21:10.07 ID:Q04iRwUw0
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そういえば公式で家庭教師みたいなルルとネリ姉の画像あったな…
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125:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 18:22:31.84 ID:A2zLYUZi0
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>>124
貼れと言われる前に貼るのが一流
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133:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 18:30:27.88 ID:EUl+kD5l0
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>>128
これ公式かよwww
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134:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 18:30:31.88 ID:MpM7iea30
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>>128
これは……ギアスかかってるとしか思えねえ
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126:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 18:25:15.02 ID:Y2rmgEA60
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ナナリー「はい、お姉ちゃん。ところで何を教えるんですか?」
コーネリア「体育教師だ。どこかの愚弟は運動が苦手なようだししっかりと鍛えねばな」
ルルーシュ「………………最悪だ」
コンコン
コーネリア「咲世子か?」
咲世子「はい……その、お客様をお連れしたのですが」
コーネリア「構わん通せ」
咲世子「は、はい……」
ガチャッ
ユーフェミア「お姉様!」
ルルーシュ「なっ!?ユフィ!?」
ナナリー「ユーフェミアお姉様!?」
コーネリア「おお、遅かったなユフィ」
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142:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 18:39:27.99 ID:Y2rmgEA60
-
ユーフェミア「遅かったな。じゃありません!一体何をお考えですか!?」
コーネリア「一体どうしたんだユフィ、そんな剣幕で」
ユーフェミア「どうしたもこうしたもありません!」
ナナリー「ユーフェミアお姉様はどうされたんですか?」
ルルーシュ「なるほど、今回の一連の行動はコーネリア……姉さんの独断だったようだな」
コーネリア「すまんすまん、つい居ても立ってもいられなくてつい先走ってしまった。許せユフィ」
ルルーシュ「流石にそんなことは問題にしていないだろう、皇位継承とかそのあたりをあり得ないほどあっさり聞いた俺も俺だが……」
ユーフェミア「だからって私に何も言わずにお一人だけ先に行ってしまうなんてずるいです!」
ルルーシュ「ええー……」
-
143:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 18:44:11.76 ID:Y2rmgEA60
-
ナナリー「あ、あのユーフェミアお姉様?」
ユーフェミア「あら、ナナリーお久しぶり。相変わらず可愛いわね~」ギュッ
ナナリー「わぷっ、お、お久しぶりです」
コーネリア「あ、ずるいぞユフィ!私もまだナナリーにはハグしていないというのに!」
ユーフェミア「抜け駆けした罰です。そっちにいるルルーシュにでもしたらいいじゃないですか」
ルルーシュ「この訳のわからん騒動に俺を巻き込もうとするな!」
コーネリア「ふむ……よし、来いルルーシュ!」バッ
ルルーシュ「そんな両腕広げて招かれても行かん!!」
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149:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 18:51:29.74 ID:Y2rmgEA60
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コーネリア「なんだルルーシュ、お姉ちゃんが甘えさせてやると言っているのに……嫌なのか?」
ルルーシュ「嫌だ!!」
咲世子「あらあら、照れなくても良いではないですかご姉弟なんですし」
ルルーシュ「違う!と言うかお前はさっきから余計なことしか言わないな!?」
コーネリア「なんだ、照れなくても良いんだぞルルーシュ。姉に甘えるのは弟の特権だ」
ルルーシュ「だから照れているわけでは……わぷっ」
コーネリア「うむうむ、こういった弟の反抗的な面まで愛してこそ姉と言うものだろう」ギュッ
ルルーシュ「う……わ……柔らか、じゃない!何をする、離せコーネリア!!」
コーネリア「……聞こえん」
ルルーシュ「くっ……離してくれ!頼む、姉さん!!」
コーネリア「断る♪」ギュー
咲世子「あらあら♪」
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153:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 18:52:44.91 ID:FUnN3u3v0
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誰か食事代行
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156:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 18:57:44.41 ID:RyAzaTwkP
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食事代行始めましたなんたら
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157:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 18:57:49.72 ID:vqLvolPH0
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★食事代行始めました★
食事したいけどその時間が無い、食事をしたいけど食べるものが無い、そんなときに!
フードファイトで鍛えたスタッフたちが一生懸命あなたの代わりに食事をしてくれます!
モチロン食事を用意する必要もありません!スタッフがあなたの家の近くのラーメンを無差別に食い荒らします!
1時間\1200~ 24時間営業 年中無休!
/ヽ
/ s i
/ .|/\――ァ _ / ̄/ ̄:::''‐、. ら
. r―――くS / |―― ァ ./::/ /::::::::::::::::::::::\. お. あ
\__r――― '――― ァ_ノ /::::::/ /:::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ. か め
. r、{ ̄∽ \∽ ∽∽ ノ―ァ ア ./_/__i i:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ わ. ん
r、! \ r――――― '‐―ァ/}. ../ | .|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| り
!\ S. ` 、r‐` ――――――‐ァ―ァ /┃ ヘ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
r――――.\______ ,ノ―ァ ( (7::::::::i:::::::::::::::::::::::::/
. \∽ { ̄∽ ∽∽ ,フ / .\ /::::::::::/:::::::::::::::::::::::(
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,`‐η‐-' く::::::\:::::::::::/ /ヽ / /~/ /
―――――――――――――――ヽ‐<...,,__/)λ" ):/ / / / / / /――――
ヽ ) (/ / "/ / / /
食事代行では現在スタッフを募集していません
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195:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 20:02:24.57 ID:Y2rmgEA60
-
1時間後~
ルルーシュ「酷い目にあった……」グッタリ
コーネリア「姉の愛情表現を酷いとはなんだルルーシュ」
ルルーシュ「もう少し控え目にできませんか、姉さん?」
コーネリア「控え目にってお前……これ以上控えたらお休みのキスとかどうするんだ」
ルルーシュ「何を言い出すんだ!?そんなことする訳ないだろう!」
コーネリア「別に良いじゃないか、なぁ?ユフィ」
ユーフェミア「ええ、私はいいと思うんですけど……ほら、ルルーシュも思春期ですし」
ルルーシュ「そういう言い方を君からされるとものすごく堪えるんだが」
コーネリア「そういうものなのか、咲世子?」
咲世子「そうですね、ルルーシュ様はナナリー様の前では落ち着いた優しいお兄様ですがそれ以外のとき……
特に女性に対しての思春期特有なついつい意中の相手にぶっきらぼうな態度を……」
ルルーシュ「咲世子!的外れな上にとんでもないことを言い出すんじゃない!!」
ナナリー「お兄様はお好きな異性の方がいるんですか?」
ルルーシュ「いない!考えたこともない!!」
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205:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 20:08:46.05 ID:Y2rmgEA60
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ナナリー「でもこの前シャーリーさんと……」
ルルーシュ「あれは生徒会の仕事の一環だ!他意はない!」
コーネリア「なんだルルーシュお前も案外隅に置けないな」
ルルーシュ「だから違うと言っている!」
ユーフェミア「だめよルルーシュ?そうやって曖昧な態度で気を持たせるようなことしちゃ」
ルルーシュ「打ち切りたい話を更に広げないでくれないかユフィ!!」
咲世子「ルルーシュ様は外見だけはいいので学園ではそれはそれはおモテになられていますよ?」
ルルーシュ「もうホント喋るなお前!あとだけってどういう了見だ!?」
コーネリア「ルルーシュ、あまり声を荒げるな。見苦しいぞ」
ルルーシュ「この一連の騒動の発端が抜かすな!!」
ユーフェミア「ほら、落ち着いてルルーシュ?」
ルルーシュ「俺だって落ち着きたいよ!何でキミがここにいるのかって話をしたいよ!!」
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213:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 20:18:30.62 ID:Y2rmgEA60
-
ユーフェミア「えっ、私ですか?」
ルルーシュ「そうだよ!姉さんに続いて何故キミまでここにいるんだ!?」
咲世子(ごく自然に姉さん、と……良い傾向ですねルルーシュ様……)
ユーフェミア「それは……私は気付いてしまったんです!」
ルルーシュ「気付いたって……何にだ?」
ユーフェミア「私にはお姉さまがたくさんいます」
ルルーシュ「……ああ、あの糞オヤジが見境ないせいでな」
ユーフェミア「コーネリアお姉様を筆頭にたくさんのお姉様に良くして頂くうちに思ったんです」
ルルーシュ「……もういい、わかった。わかったから。そして帰ってくれないか?」
ユーフェミア「ひ、酷くないですかルルーシュ!?せめて最後まで聞いてください」
-
219:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 20:28:24.48 ID:Y2rmgEA60
-
ルルーシュ「いいよ、どうせ妹が欲しくなった。『姉ちゃん』って呼んで欲しくなったとかだろ……」
ユーフェミア「うぅ……はい」
ルルーシュ「それで勢い余ってコーネリア姉さんと一緒になって皇族やめてきたとか言い出すんだろ?わかったから帰ってくれ」
ユーフェミア「その通りですけど帰ってくれはあんまりです!もう私は行くところがないのですよ!?」
ナナリー「お兄様!ユーフェミアお姉様を虐めてはめっ、です!」
コーネリア「そうだぞルルーシュ、ユフィは貴様にとっても妹だろう。もっと優しくしてやらないか」
ユーフェミア「うぅ……ナナリー!お姉様ー!」
コーネリア「ああ、ユフィ可愛そうに……よしよし」
ナナリー「もうお兄様!ユーフェミアお姉様が泣いてしまわれたではないですか!」
ユーフェミア「あ、ナナリーナナリー」
ナナリー「えっ、どうされましたか?」
ユーフェミア「私のことは『ユフィお姉ちゃん』でいいですから」
ナナリー「え……わ、わかりましたユフィお姉ちゃん」
ルルーシュ「……どう見ても余裕が有りそうだが?」
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230:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 20:40:29.54 ID:Y2rmgEA60
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ナナリー「もう、お兄様!」
コーネリア「おい、ルルーシュ」
ルルーシュ「くっ……(なんだこのものすごいアウェー感は……)」
ユーフェミア「うぅ……グスッグスッ」
ナナリー「お兄様、ユフィお姉ちゃんに謝ってください!」
ルルーシュ「し、しかしだなナナリー、この流れでいくとユフィまでここに住む事になるんだぞ?」
ナナリー「ええ、素敵なことだと思います」
ルルーシュ「な、なんだと!?」
ナナリー「え……お兄様はお嫌なのですか?」シュン
ルルーシュ「またこのパターンか!わかったよもういいよ俺の負けで!!」
-
236:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 20:49:05.28 ID:Y2rmgEA60
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ユーフェミア「ホント!?ルルーシュ!」
ルルーシュ「ああ、もう諦めた。好きにすればいいだろう!」
ユーフェミア「わーい、やりましたねナナリー!」
ナナリー「はい、ユフィお姉ちゃん!」
コーネリア「……結局最後には許可を出すんだから形だけの拒否なんてしなくていいんだぞ?」
ルルーシュ「ふんっ……」
コーネリア「素直じゃない奴めっ」ガバッ
ルルーシュ「な、何をする!?」
コーネリア「何って、ハグだ」
ルルーシュ「そういうことを言いたいんじゃない!」
コーネリア「ふふっ照れるな照れるな」
ルルーシュ「照れていない!」
-
241:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 21:02:29.94 ID:Y2rmgEA60
-
咲世子「さて、お話がまとまったところでお夕飯にしましょうか」
コーネリア「ほう、もうそんな時間か」
ルルーシュ(こいつ、たまにしか口を挟んできながら食事の準備を……なんて能力の無駄遣いだ)
ユーフェミア「それじゃ行きましょうか、ナナリー」
ナナリー「はい、ユフィお姉ちゃん」
ユーフェミア「今日は私が食べさせてあげるねナナリー」
ナナリー「ありがとうございます」
ユーフェミア「私がお姉ちゃんなんですからそんなの当然です」
ルルーシュ「な!?それは俺の……」
コーネリア「よいではないかルルーシュ。お前一人だけのナナリーではないのだぞ?」
ルルーシュ「しかし!」
コーネリア「お前も少しは妹離れしたらどうだ、ルルーシュ」
ルルーシュ「お前に言われたくない!」
-
252:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 21:15:44.46 ID:Y2rmgEA60
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コーネリア「姉に対してなんて口の利き方だ!」
ルルーシュ「ふんっ、事実だろうが!」
咲世子「コーネリア様コーネリア様」
コーネリア「うん?どうした咲世子」
咲世子「きっとルルーシュ様はナナリー様が自分の手を離れていくことが正しいと思いつつも寂しいのですよ」
コーネリア「ふむ、なるほど。わからなくもない感情だ」
咲世子「であればこそコーネリア様が姉としてルルーシュ様の寂しさを埋めてあげるべきではないかと……」
コーネリア「なるほど、姉としてか……具体的には?」
咲世子「お耳をよろしいですか?」
コーネリア「うむ」
咲世子「」ヒソヒソヒソ
コーネリア「ほう……」
ルルーシュ「おいその内緒話やめろ嫌な予感しかしない」
咲世子「」ヒソヒソヒソヒソヒソ
コーネリア「なるほど……わかったぞ」
-
255:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 21:22:04.87 ID:Y2rmgEA60
-
ルルーシュ「ほんとやめて、ていうか咲世子はホント黙って仕事だけしててくれ……頼むから」
コーネリア「そんなことを言うものではないぞルルーシュ。よく出来た使用人ではないか」
ルルーシュ「能力面では確かに。しかしそれ以外の空気を読んだりという部分が……」
コーネリア「なにを言うか。主人のことを思って諫言をしてくれる使用人こそ宝だ」
ルルーシュ「絶対違う!あいつはどちらかと言うと自分の楽しい方向に転がそうとしているだけだ!!」
コーネリア「そんなことはないさ。それはそうとルルーシュ」
ルルーシュ「なんだ姉さん?」
コーネリア「今日は私がお前にアーンをして食べさせてやろう。存分に姉に甘えるがいい」
ルルーシュ「ほら見ろ!碌なこと言わない!!」
-
258:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 21:22:58.51 ID:Y2rmgEA60
-
たばこ切れた…
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263:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 21:24:43.28 ID:1PtxfViP0
-
タバコ代行も始めるか
-
277:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 21:46:59.57 ID:Y2rmgEA60
-
コーネリア「ははは、照れるな照れるな」
ルルーシュ「別に照れているわけではない!」
咲世子「あらあら、ルルーシュ様。お姉さまからの好意を無碍にするものではありませんよ?」
ルルーシュ「お前はほんとに黙れ!!」
コーネリア「何、恥ずかしいのはお前だけではないぞ」
ルルーシュ「だったら止めておけばいいだろう!」
コーネリア「だが弟に姉の愛を知らしめるいい機会だ、甘んじて受けるがいい」
ルルーシュ「断る!!」
コーネリア「……そんなに嫌か?」
ルルーシュ「嫌だ!!」
コーネリア「……」シュン
ルルーシュ「ふんっ!そんな顔をしてもダメなものはダメだ!」
-
282:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 21:51:51.14 ID:Y2rmgEA60
-
コーネリア「ルルーシュは……」
ルルーシュ「うん?」
コーネリア「ルルーシュはおねえちゃんが嫌い、なのか?」グスッ
ルルーシュ「なっ!?」
ユーフェミア「あ~!ルルーシュがお姉様を泣かしてます!!」
ナナリー「えっ!?お兄様!!」
ルルーシュ「なっ!?いや、これは……」
咲世子「あらあら♪困りましたね、ルルーシュ様?」
ルルーシュ「くっ、誰のせいだと思っている!?」
コーネリア「嫌いなのか?そうなのか?」ポロポロ
ルルーシュ「い、いや!そういうことではなくてだな!!」
ユーフェミア「じゃあどういうことなの、ルルーシュ!」
ルルーシュ「ええい、ここぞとばかりに結託して!これだから女と言うやつは!」
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286:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 21:57:56.78 ID:Y2rmgEA60
-
コーネリア「そうだな、今まで顔も出さずにいながら今更急に出てきて姉面をされても迷惑なだけだよな……悪かったよルルーシュ」
ナナリー「お兄様!コーネリアお姉ちゃんに何を言ったのですか!!」
ルルーシュ「お、俺はただその……そういうのは恥ずかしいから、と」
ナナリー「私たちは姉弟ではないですか!何も恥ずかしいことなどないはずです!実際にお兄様からあ~んをされても私は恥ずかしくありません!」
ルルーシュ「それはナナリーだからであって……」
ナナリー「だったらコーネリアお姉ちゃんでも一緒ではないですか!」
ルルーシュ「いや、一緒では」
ナナリー「一緒です!」
ルルーシュ「……はい」
-
288:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 22:02:51.65 ID:Y2rmgEA60
-
ナナリー「わかっていただけたのでしたら早く謝って下さい!」
ルルーシュ「わ、わかった……その、コーネリア姉さん?」
コーネリア「なんだ、ルルーシュ」
ルルーシュ「済まなかった……少し言い過ぎたよ姉さん」
コーネリア「まだ私を姉と呼んでくれるのか?」
ルルーシュ「当然だ。今まで離れてはいたがそんなことは些細なことだ」
コーネリア「ルルーシュ……」
ルルーシュ「だ、だからその……」
コーネリア「うん」
ルルーシュ「夕飯を……お、俺に食べさせて欲しい」
コーネリア「!?い、いいのか!?」
ルルーシュ「あ、ああ……(ええい、もうどうにとでもなれ!!)」
-
293:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 22:08:42.64 ID:Y2rmgEA60
-
コーネリア「っ……」ゴシゴシ
ルルーシュ「姉さん?」
コーネリア「ふっ、騙されたなルルーシュ!この姉の秘技であるうそ泣きに!!」
ルルーシュ(いや、ガチ泣きしてただろどう見ても……)
ユーフェミア(うふふ、コーネリアお姉様可愛い♪)
咲世子(よかったですね、コーネリア様)
コーネリア「弟にそこまで請われては仕方がない、責任を持って食べさせてやるぞルルーシュ!」
ルルーシュ「あ、ああ……頼むよ姉さん」
ナナリー「良かったですね、お姉ちゃん」
-
298:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 22:15:14.22 ID:Y2rmgEA60
-
ユーフェミア「はい、ナナリー。あ~ん♪」
ナナリー「あ~ん……はくっ」
ユーフェミア「おいしい?」
ナナリー「はい、とっても!」
ユーフェミア「そう、よかった。じゃあ次はお魚にしましょうか?」
ナナリ「はいっ」
コーネリア「向こうに負けてはいられないぞルルーシュ!次はどれがいい?」
ルルーシュ「いや、別に勝ち負けでは……」
コーネリア「そんなのいいから、ほら早く!何にするか決めろ」
咲世子「あらあら♪」ニコニコ
ルルーシュ「くっ、それでは……おい、何を笑っている咲世子!!」
咲世子「幸せそうなご姉弟のお食事風景を見ているだけでついこちらも幸せな気分になってしまって……あ、私のことはお気になさらず」
コーネリア「そうだぞ、ルルーシュ。食事中は食事に集中し余所見なぞするな」
ルルーシュ(誰のせいだと思っている!?)
-
304:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 22:20:07.70 ID:Y2rmgEA60
-
コーネリア「決められないのか、優柔不断な脆弱者め。ならば姉が選んでやろう……よし、このサラダを食べさせてやろう」
ルルーシュ「えっ!?あ、うん……」
コーネリア「ほらルルーシュ、あ~ん」
ルルーシュ「あ、あ~ん……」
コーネリア「こら、もっとちゃんと口を開けろ!入れられないではないか」
ルルーシュ「あ~ん!」
コーネリア「よしよし、ほら……どうだ、美味いか?」
ルルーシュ「ああ、美味いよ姉さん」
コーネリア「そうかそうか♪」
ルルーシュ(早く終わってくれこんな食事……)
-
310:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 22:28:39.76 ID:Y2rmgEA60
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ナナリー・ユフィ「「ご馳走様でした」」
コーネリア「美味しかったかルルーシュ?」
ルルーシュ「ああ……(正直味なんか全くわからなかった……)」
ユーフェミア「美味しかったわね、ナナリー?」
ナナリー「はい、とっても。それ以上にこうやってお姉ちゃん達と一緒に食事ができてとっても嬉しかったです」
ユーフェミア「私もよナナリー」
コーネリア「それに今日だけではない。これからはずっと一緒だ」
ナナリー「はいっ♪」
ルルーシュ(これが……今後続くのか?ずっと……)
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311:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 22:29:14.47 ID:Y2rmgEA60
-
コーネリア「よし、次は私がナナリーに食べさせてやろう」
ナナリー「本当ですか、お姉ちゃん」
コーネリア「ああ、もちろんだ。姉に任せろ」
ユーフェミア「ということは私がルルーシュと……?」
ルルーシュ「もうやらないからな!?絶対だぞ!今日だけだからな!?」
ユーフェミア「うふふ、わかっていますよ♪」
ルルーシュ「し、心臓に悪いぞユフィ……」
-
317:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 22:35:25.78 ID:Y2rmgEA60
-
咲世子「さて、それでは片付けてしまいますね」
コーネリア「うむ」
咲世子「それと湯浴みのほうは如何なさいますか?」
コーネリア「そうだな……準備は出来ているのか?」
咲世子「はい」
コーネリア「わかった、少し時間を置いて入らせてもらおう」
咲世子「かしこまりました」
ユーフェミア「それでは今日は一緒に入りましょうか、ナナリー?」
ナナリー「はい♪」
コーネリア「……」ジー
ルルーシュ「何故俺を見る、姉さん……」
-
318:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 22:36:26.54 ID:vbLnVCQF0
-
駄目だぞ、それは流石に、駄目だぞ
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323:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 22:38:48.36 ID:1PtxfViP0
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やめろよ?いいかやめろよ?
フリじゃないぞやめろよ?
-
326:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 22:41:23.52 ID:Y2rmgEA60
-
コーネリア「…………なあルルーシュ?」
ルルーシュ「ダメだダメだダメだ!絶対にダメだ!!」
コーネリア「なっ!?まだ何も言ってないぞ!」
ルルーシュ「どうせまたとんでもないことを言い出すつもりだろう!?しかしこればっかりはダメだ!」
コーネリア「どうしても、か?」
ルルーシュ「どうしても、だ!!」
コーネリア「何故だ!別にいいだろうこんな事ぐらい!」
ルルーシュ「こんな事!?何を言っている!?」
コーネリア「普通の家族なら普通のことではないのか!?」
ルルーシュ「そんなことが普通であってたまるかぁ!!」
コーネリア「別に食後に共にお茶を飲むことはそんなにおかしいことではないだろう?」
ルルーシュ「ほら見ろ!姉弟で食後のお茶でなどと……お茶?」
-
331:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 22:46:18.01 ID:Y2rmgEA60
-
コーネリア「そうだ、姉弟水入らずで食後に談笑でもしようかと思ったが……何か不味いのか?」
ルルーシュ「い、いや……それなら、別に……うん」
コーネリア「なんだお前は、ダメだと言ったりいいと言ったり難しい奴だな我が弟ながら」
ルルーシュ「すまん、ちょっと早とちりをしてしまった」
咲世子「おやおや、どのような早とちりを?」
ルルーシュ「~~~ッ!お前は黙っていろと言っただろう!!」
咲世子「はいはい…………思春期ですね、ルルーシュ様♪」
ルルーシュ「早くお茶の準備をしろっ!」
咲世子「はい、かしこまりました~♪」
コーネリア「?」
-
336:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 22:58:20.96 ID:Y2rmgEA60
-
咲世子「それではごゆっくり」
コーネリア「ああ、ありがとう咲世子」
ルルーシュ「……はぁ」
コーネリア「どうした、いきなりため息などついて?」
ルルーシュ「今日はいろんなことが起きすぎて疲れただけだ」
コーネリア「そうか、災難だったな」
ルルーシュ「くっ……」
コーネリア「それで、どうなんだ?」
ルルーシュ「どう、とは?」
コーネリア「お前たちの学校だよ。明日からは私の職場にもなるわけだが」
ルルーシュ「いい学校だと思う。俺もナナリーもアッシュフォード家の助けでなんとかやって来れた訳だし」
コーネリア「うん?お前知らなかったのか?」
ルルーシュ「何をだ?」
-
341:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 23:08:36.72 ID:Y2rmgEA60
-
コーネリア「いや、あくまでアッシュフォード家は後見人であってお前たちの学費や生活費は父上からアッシュフォード家に渡されているんだが」
ルルーシュ「……そうだったのか」
コーネリア「そもそもお前たちの現状は全て知っているんだぞブリタニアは。といっても事実を知るものは極わずかだがな」
ルルーシュ「……あの糞オヤジめが」
コーネリア「そう言ってやるなルルーシュ。あの時はお前はともかくナナリーを守るために一度皇室から出さねばならなかったのだ
お前とてナナリーが政治の道具にされるのは嫌だろう?」
ルルーシュ「今更そんなことを言われても俺たちが苦労したことには変わりはない」
コーネリア「父上も守るためにお前たちを遠ざける方法をとってしまったことについては正しかったのか否かをまだ悩んでいるんだよ」
ルルーシュ「ふん……」
コーネリア「それにそのことを気に病んでいるからこそ私やユフィが痺れを切らしたのを見て私達のわがままを許してくれたんじゃないか」
ルルーシュ「……今日の」
コーネリア「うん?」
ルルーシュ「今日のナナリーは本当に嬉しそうだった……それに免じて少しは、考え直してやってもいい」
-
346:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 23:15:00.31 ID:Y2rmgEA60
-
コーネリア「お前も素直じゃないな……やはり親子か」
ルルーシュ「やめてくれ、反吐が出る」
コーネリア「ふふっ」
ルルーシュ「……だが、久しぶりにコーネリア姉さんとユフィに会えて嬉しかったよ」
コーネリア「ああ、私もだ。元気そうで安心したよ……」
ユーフェミア「あら?お姉様方まだこちらにいらしたんですか?」
コーネリア「ああ、ユフィにナナリー。お風呂はもう入ったのか?」
ナナリー「ええ、お先に頂きました」
コーネリア「そうか、では私も頂くとするかな」
ルルーシュ「では、俺は自室に戻るとしよう」
-
348:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 23:18:38.41 ID:Y2rmgEA60
-
コーネリア「おい、ルルーシュ」
ルルーシュ「なんだ?」
コーネリア「お姉ちゃんと一緒に入るか?」
ルルーシュ「なぁっ!?///」
コーネリア「ふふっ、冗談だ」
ルルーシュ「っ!?さ、さっさと行け!!」
コーネリア「そんなに赤くなることはないだろう?」
咲世子「ルルーシュ様は思春期ですから。そういうからかい方は一番堪えるんですよ」
ルルーシュ「咲世子!!」
コーネリア「そうか、覚えておこう」
ルルーシュ「覚えるな!忘れろ!!」
-
354:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 23:28:35.75 ID:Y2rmgEA60
-
~翌朝・学園教室~
ルルーシュ「はぁ……」
シャーリー「どしたのルル?朝からそんなため息付いて」
ルルーシュ「あぁ、シャーリーか……おはよう」
シャーリー「おはよう!……本当に元気ないわね、何かあった?」
ルルーシュ「いや、なんでもないよシャーリー」
シャーリー「そう?ならいいけど……」
リヴァル「おう、お二人さん!今日も朝から仲が良いねぇ」
シャーリー「ちょ!?リヴァル!」
ルルーシュ「おはよう、リヴァル」
リヴァル「おう、おはようさん」
-
355:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 23:33:35.09 ID:Y2rmgEA60
-
リヴァル「そんなことより聞いたか、お前ら?」
シャーリー「何をよ?」
リヴァル「今日付けで新任の教師と転校生が一人ずつ来るって話だ」
シャーリー「こんな時期に!?」
ルルーシュ「……はぁ」
リヴァル「ま、確かに微妙な時期ではあるんだがそんなことは問題じゃない」
シャーリー「じゃあなんなのよ?」
リヴァル「そのどちらもが女性、しかもかなりの美人って噂だ!」
シャーリー「相変わらずねぇリヴァルは」
リヴァル「なぁなぁルルーシュ、楽しみだろ?」
ルルーシュ「あ、ああ……そう、だな……」
-
358:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 23:39:33.31 ID:Y2rmgEA60
-
シャーリー「ふ~ん、珍しいねルルがそういうことに興味示すなんて」
リヴァル「ま、ルルーシュ先生も男だってことだ」
シャーリー「……そうなの、ルル?」
ルルーシュ「いや、その……その人物がどうこうというよりこんな時期に珍しいと思ってね」
リヴァル「なんか特別な事情でもあるんじゃねーの?それはそうとそろそろ全校朝礼の時間だ、講堂へ行こうぜ」
シャーリー「そだね、行こっルル!」
ルルーシュ「あ、ああ……」
-
362:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/05(土) 23:58:32.80 ID:Y2rmgEA60
-
~講堂~
コーネリア「ご紹介に預かった新任の教師、コーネリア・ランページだ!」
ざわ…ざわ…
コーネリア「まだ教師としては全くの未経験の若輩者であり先輩である他の先生方は勿論、生徒である君達からも学ぶ点は多々あると思う!
専攻科目としては体育になるので全生徒接する機会はあると思うのでよろしく頼む!」
シャーリー「ね、ねぇリヴァル?あれって……」ヒソヒソ
リヴァル「あ、ああ……他人の空似というには……」ヒソヒソ
コーネリア「気付いた者もいると思うが私はコーネリア・リ・ブリタニアという名であった!」
シャーリー「や、やっぱり……」
リヴァル「マジかよ…」
コーネリア「一身上の都合により皇位継承権を返上し、あくまで一般市民となったので以前の立場は一切気にせず接して欲しいと思う!」
シャーリー「……でもなんでルルと同じ苗字なの?」
ルルーシュ「た、たまたまじゃないのか?」
-
364:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/06(日) 00:00:42.22 ID:fwDmzrNI0
-
コーネリア「ちなみに、本校の生徒会副会長であるルルーシュ・ランペルージとナナリー・ランペルージとは姉弟ではあるが
そこについては共に元皇族という点での複雑な事情があるので詳しい話は割愛させて欲しい!」
ルルーシュ「」
リヴァル「えっ!?」
シャーリー「ちょ、ちょっとルル!元皇族ってどういうことよ!」
ルルーシュ(な、何を考えているコーネリア姉さん!?そんなぶっちゃけなくてもいいところまでぶっちゃけてどうする!?)
コーネリア「以上、よろしく頼む!!」
-
369:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/06(日) 00:07:07.69 ID:fwDmzrNI0
-
~教室~
リヴァル「おい、ルルーシュ!一体どういうことだよ!!」
シャーリー「そうよルル!説明しなさい!」
ルルーシュ「え、えっと……それはだな……」
ガラッ
担任「こら、HRを始めるぞー席に付けー」
ルルーシュ「あ、せ、先生が来た!来たからこの話はまた後で!!」
シャーリー「あ、こらルル!」
リヴァル「ぜってー後で説明させるからな!逃げるなよ!!」
ルルーシュ「あ、ああ……(……とは言ったもののどうやって説明すればいいんだ!?……おのれシャルル!おのれシュナイゼル!!)」
-
372:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/06(日) 00:12:11.75 ID:fwDmzrNI0
-
担任「と、HRの前に今日から転校生が来ることになったから紹介するぞー」
リヴァル「お、このクラスになったのかー」
ルルーシュ「おい、やめろ!?」ガタッ
シャーリー「……ルル?」
担任「どうしたランペルージ?なにかあったか?」
ルルーシュ「い、いえなんでもありません……」
担任「そうか……それでは入りなさい」
ユーフェミア「はい」
ガラッ
ユーフェミア「ご紹介に預かりましたユーフェミア・ランペルージです」
全員「「「」」」
ルルーシュ(終わった……俺の、俺の学園生活……)
-
374:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/06(日) 00:13:08.25 ID:D6d/0VvBP
-
大体シュナイゼルのせい
-
379:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/06(日) 00:19:07.71 ID:fwDmzrNI0
-
ユーフェミア「家庭の事情によりこんな時期ですが転校してくることになりました、皆さんよろしくお願いしますね」
担任「ランペルージは新任のランペルージ先生の妹でこのクラスのルルーシュ・ランペルージの兄妹だ。複雑な事情があるようだが皆仲良くするように」
シャーリー「ちょ、ちょっと待ってください先生!」
担任「うん、どうかしたかフェネット?」
シャーリー「てことは、てことはですよ!?そのお方はユーフェミア皇女殿下なんですよね!?」
ユーフェミア「ええ、元が付きますが今はただのユーフェミアです。ユフィとよんでくださいね」
シャーリー「そんなさらっと言われましても!?」
担任「そこは本人も言っていたように家庭の事情だ。それ以上詳しくは本人に聞くように」
リヴァル「それで済ませていい話なの!?確かにそうだけどもそうじゃないだろ!?」
-
388:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/06(日) 00:28:31.36 ID:fwDmzrNI0
-
担任「他の連絡事項はとくにないので後は一時限目の準備をしておくように。転校生への質問もそれまでに済ませて置けよー」
クラスメイト「はーい!」
ガラッ
シャーリー「ちょっとルル!ホントどういうことよ!?どうなってんの!?」
リヴァル「そうだぜルルーシュ、説明しろ!!」
ルルーシュ「俺だってこんな展開想定していないしここからの説明なんていきなりしろといわれても出来るか!」
リヴァル「なんで逆ギレしてんだよ!」
ルルーシュ「うるさい、バーカバーカ!!」
シャーリー「うわ、あのルルが子供みたいなこと言い出した!?」
-
390:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/06(日) 00:37:33.13 ID:fwDmzrNI0
-
ルルーシュ「頼むから時間をくれ……放課後、いや昼休みまでには整理して話すから……」ポロポロ
シャーリー「更に泣き出した!?」
リヴァル「ルルーシュ……」
ルルーシュ「頼む……頼むよ……」
ユーフェミア「どうしたんですか、ルルーシュ?どこか痛いのかしら?」
ルルーシュ「ええい、のほほんとしやがって!誰のせいだと思っている!!」
シャーリー「わかった!わかったからルル落ち着いて!」
リヴァル「はぁ、しゃーねーなー。わかったよ、けどちゃんと説明してくれよ」
ルルーシュ「ああ、すまないなリヴァル、シャーリー……」
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393:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/06(日) 00:40:53.56 ID:V34R3WtX0
-
ルルがハゲてしまう
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396:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/06(日) 00:48:00.34 ID:fwDmzrNI0
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~昼休み・生徒会室~
ルルーシュ「……と、言う訳だ」
シャーリー「はぁ~ルルとナナちゃんが元皇族でルルは元第11皇子……」
リヴァル「しかも公式では2人とも死んだことになっているとは……そんな話マジであるんだな」
ニーナ「ミレイちゃんは知っていたの?」
ミレイ「うん、まあね……とはいえまさかこんな形でルルちゃんの素性がばれちゃうとは思わなかったけど」
ルルーシュ「それは自分もですよ、会長……」
コーネリア「なに、気に病むことはない。どんな事情があろうとも我らが姉弟であることに変わりはないからな」
ユーフェミア「ええ、そのとおりですねお姉様」
ナナリー「私はむしろこうしていつもコーネリアお姉ちゃんやユフィお姉ちゃんにいつでも会えて嬉しいです」
コーネリア「私もだぞ、ナナリー」
ユーフェミア「当然、私もです」
ルルーシュ「……おい、ちょっと待てお前ら」
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400:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/06(日) 00:54:58.64 ID:fwDmzrNI0
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コーネリア「どうした、ルルーシュ?」
ルルーシュ「何故さも当然と言わんばかりにここにいるんだ!?」
ユーフェミア「私はシャーリーさんに誘われて」
ルルーシュ「ユフィはいい、だが教師である姉さんまでこの輪に加わるのはおかしいだろう!」
ミレイ「あ、ゴメン。どうせこんなことになるだろうと思って私がお招きしちゃった☆」テヘペロ
ルルーシュ「会長!?」
コーネリア「そういう訳だ、ルルーシュ。あまり細かいことばかり気にしていると禿げるぞ?」
ルルーシュ「ぐっ……誰のせいだと……」
コーネリア「それになルルーシュ」
ルルーシュ「うん?」
コーネリア「お前が私を姉として慕ってくれるのは嬉しいが学校ではちゃんと先生と呼ぶんだぞ?」
ルルーシュ「黙れ!」
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402:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/06(日) 01:03:29.56 ID:fwDmzrNI0
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コーネリア「公私混同するのは良くないからな、ユフィやナナリーも気をつけるんだぞ?」
ユフィ・ナナ「「はーい」」
ルルーシュ「はぁ、まったく……」
シャーリー「はぁ~……」
コーネリア「うん?どうした、フェネット?」
シャーリー「あ、いえ!その……コーネリア様もユーフェミア様も意外と普通なんだなぁって」
コーネリア「普通?」
シャーリー「す、すいません!こんな事言っては失礼ですよね……」
コーネリア「よい。それに私もユフィももう皇族ではないのだ、様など付けずに普通に呼んでくれて構わんよ」
シャーリー「え、えっとそれじゃあ……コーネリア先生、で良いですか?」
コーネリア「もちろんだ、それがむしろ正しい」
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407:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/06(日) 01:12:52.94 ID:fwDmzrNI0
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ユーフェミア「私も今はただのユフィですのでそのように呼んでください」
シャーリー「え……い、いいの?」
ユーフェミア「もちろんです!」
シャーリー「そっか……うん、よろしくねユフィ」
ユーフェミア「はいっ!あの……シャーリーさん?」
シャーリー「うん?」
ユーフェミア「その、お友達になって頂けますか?」
シャーリー「ていうかもうそのつもりだったけど?」
ユーフェミア「あ……ありがとうございます!」
シャーリー「お礼をいうなんておかしいよ」
ユーフェミア「そ、そうですか?」
シャーリー「そうだよー」
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408:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/06(日) 01:13:26.74 ID:fwDmzrNI0
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眠りたい
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409:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/06(日) 01:14:51.63 ID:EobuwZMJi
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>>408
え?
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410:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/06(日) 01:14:53.37 ID:w4cR7fZZi
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>>408
許されないことだ
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416:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/06(日) 01:18:18.28 ID:EobuwZMJi
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>>408
,,ト、,, ,,ィ ,ィ
_,,-;" '' ゛''" ゛';__
ヽ/""゛゛''`';, ノr´)
,;'゛/__ _ "iヽ;ミ お前ってアレだよな…
,,'"|( d /oノ ド゛ `ミ ブラック企業じゃ真っ先に死ぬタイプだよな
r ";,| ▼ ド゛ `ミ
(`ヽ';ヽ_人__ノ / ,,ミ゛、
ヽ、 '';,i⌒⌒ / リ ヽ、
/` ィ'r`''''""´ ,,ミ゛ |
/ | ゛r、ノ,,トリ'" i |
/ | | |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄i ノ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ ノ ̄ ̄ ̄ ̄
`ー ´ / /
,-ー´ /
((_(_(_ノ
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419:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/06(日) 01:19:18.48 ID:fwDmzrNI0
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ユーフェミア「やりました、お姉様!お友達ができました!」
コーネリア「よかったなユフィ。ありがとうフェネット、礼を言う」
シャーリー「い、いえ!別にそんな……」
ミレイ「うんうん、シャーリーは良い子だねぇ……」
シャーリー「なんですか会長、その何か言いたげな感じは?」
ミレイ「こうやってご家族にいい印象をもってもらうって言うのも大事なことだからねぇ」
シャーリー「わー!わー!な、何言い出すんですか会長!!」
コーネリア「うん?どういうことだアッシュフォードよ」
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422:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/06(日) 01:25:09.30 ID:fwDmzrNI0
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ミレイ「つまりですね、先生……ゴニョゴニョゴニョ」
コーネリア「ふむ………………ほうほう、なるほどな」
ルルーシュ「どうしたんだシャーリーは?」
リヴァル「……はぁ、長生きするよルルーシュは」
ルルーシュ「どういう意味かわかるかナナリー?」
ナナリー「え、えっとそれは……そのニーナさん?」
ニーナ「えぇ!?わ、私に振るの!?」
ユーフェミア「もう、ルルーシュ!そういうことは人に聞くことではありませんよ!」
リヴァル「つかもう既にユフィにまでばれてるっぽいぞシャーリー」
シャーリー「うそっ!?」
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426:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/06(日) 01:36:02.88 ID:fwDmzrNI0
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ミレイ「というわけです!」
コーネリア「うむ、委細わかった……フェネットよ!」
シャーリー「は、はいっ!?」
コーネリア「人間として至らない点が多々ある愚弟だがよろしく頼む」
シャーリー「えええぇぇぇええ!?そ、そんな!頭を上げてください!」
コーネリア「しかし、私の大切な弟の相手ということは」
シャーリー「わああああああああああああ!まだです!まだですから!」
コーネリア「まだということはいずれそうなるということであろう、遅いか早いかの問題だけではないか?」
シャーリー「だからそうではなくてですね!」
ユーフェミア「いい加減にしてくださいお姉様!」
コーネリア「ゆ、ユフィ?」
ユーフェミア「こういうことは本人同士のデリケートなお話なんですから、そういった口出しは厳禁です!」
コーネリア「しかしだな、ルルーシュの将来の相手ともなればつまりは」
ユーフェミア「お姉様っ!」
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433:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/06(日) 01:48:16.49 ID:fwDmzrNI0
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リヴァル「うをっ、スゲェ……あのコーネリア皇女殿下が怒られてる。まぁ元だけど」
ニーナ「うん……なんか不思議な光景ね」
ルルーシュ「あの2人のパワーバランスはたまに良くわからなくなる」
ナナリー「ふふっ、それだけお2人が仲が良いということですよ」
シャーリー「ふぅ……なんでいきなりこんな話になっちゃうのよ、もう!」
ミレイ「それはシャーリーがいつまで経っても話を前に進めないからじゃない?」
シャーリー「もうっ!会長もいい加減にしてください!」
ルルーシュ「ところで一体何の話なんだったんだシャーリー?」
シャーリー「わ、私にそれを聞くの!?」
ルルーシュ「いや、さっきユフィに他の人に聞くものではないと言われたから……」
シャーリー「なんでもないわよ!ルルのバカっ!」
ルルーシュ「何故怒る……」
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459:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/06(日) 04:00:32.35 ID:fwDmzrNI0
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ミレイ「っとぉ、そうこうしているうちにもうお昼休みもおしまいね」
ニーナ「えっ?もうそんな時間なんだ」
ナナリー「楽しい時間は過ぎるのが早いですね」
リヴァル「だねぇ……はぁ、また授業かぁ」
ルルーシュ「それじゃあそろそろ切り上げるか……おい、ユフィ!そのくらいにしておかないと次の授業に遅れるぞ」
ユーフェミア「あら?もうそんな時間ですか?」
コーネリア「た、助かった……」
ユーフェミア「むむ……まだ反省が足りませんかお姉様?」
コーネリア「いや、もう十分わかった!反省している!」
シャーリー「ま、まぁまぁユフィ、もうその位に……」
ユーフェミア「シャーリーさんがそう言うなら」
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463:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/06(日) 04:05:02.88 ID:fwDmzrNI0
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シャーリー「うんうん、もういいからユフィ……むしろあのニブチンに言ってやって欲しい気もするけどね!」
ルルーシュ「……どうしたシャーリー?」
シャーリー「何でもなーい!」
ユーフェミア「うふふ、考えておきますね」
シャーリー「じ、冗談だからね?」
ユーフェミア「わかっていますよ」
ミレイ「あ、そうそう!今日は放課後ここで2人の歓迎会やるからよろしくね~」
ニーナ「えっ!?」
ルルーシュ「いきなりまた何を言い出すんですか会長……そんな準備してないですよ」
ミレイ「大丈夫大丈夫、スポンサーが付くことになったから!」
ナナリー「スポンサー……ですか?」
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466:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/06(日) 04:14:48.13 ID:fwDmzrNI0
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ミレイ「そうよ~、とっても心強いスポンサーさん♪」
ルルーシュ(スポンサー、だと?……この上なく嫌な予感しかしないぞ)
コーネリア「しかし私たちは皇室とは最早関係がないのにそんなことをしてもらう理由が……」
ミレイ「何言ってるんですか先生、ルルーシュとナナリーのご姉妹というだけで我々にとっては十分な理由ですよ」
コーネリア「……そうか、済まないな」
ミレイ「いえいえ、お礼ならスポンサーさんに言ってください。こちらは場所を提供するだけですし」
ユーフェミア「しかし、一体どなたが……?」
シャーリー「う~ん、二人の熱烈なファンとか?」
コーネリア「それならばユフィのであろう、私はそのような扱いを受けるような人物像ではなかったからな」
ミレイ「いやいやいや、コーネリア皇女殿下もなかなかの人気だったんですよ?」
コーネリア「そ、そうなのか!?」
ユーフェミア「ええ、女性にはものすごい人気でしたよ?」
コーネリア「そ、そうなのか……」
ナナリー「あの、コーネリアお姉ちゃんそんなに落ち込まないで」
コーネリア「べ、別に落ち込んでなどいないぞ!」
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470:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/06(日) 04:25:11.38 ID:fwDmzrNI0
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ミレイ「というわけで、放課後は各自ここへ集合ってことでお願いしまーす。では次の授業に遅れないよう解散っ」
シャーリー「はーい、行こっユフィ、リヴァル」
ユーフェミア「はい」
リヴァル「へいへいっと」
ルルーシュ「教室まで送るよナナリー」
ナナリー「大丈夫ですよ、一人で戻れます」
ルルーシュ「いいや、心配だ。送っていく」
ナナリー「で、でも授業に遅れたら……」
ルルーシュ「この時間ならまだ間に合うよ。それに授業なんかよりナナリーの方が大事だからな」
コーネリア「こらルルーシュ、仮にも教師の前ではあるまじき発言だぞ。ここは私が……」
ユーフェミア「お姉様!教師であるならば公私混同はいけません!」
コーネリア「ぐ……」
ルルーシュ「ほら姉さん、だからここは俺に……」
ナナリー「お兄様、心配してくださるのは嬉しいですがやっぱり……それにお兄様が授業に遅れてしまうのは心苦しいです」
ルルーシュ「くっ……」
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471:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/06(日) 04:31:16.42 ID:fwDmzrNI0
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リヴァル「相変わらず過保護だねぇ」
シャーリー「でもコーネリア先生とルルの気持ちもわかるなぁ、ナナちゃんは確かに過保護にしたい可愛さ!」
ニーナ「それにしても最終的なところで妹に頭が上がらないっていうのも、なんだか姉弟って感じ」
ミレイ「そんなところで姉弟ってのを感じちゃうのも……どうなのよ?」
シャーリー「あ、あはははは……」
ユーフェミア「ほらお姉様、次も受け持ちがあるのでしょう?」
コーネリア「わ、わかっている!」
ナナリー「ではお兄様も授業に遅れないでくださいね?」
ルルーシュ「も、もちろんだとも!」
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473:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/06(日) 04:35:56.75 ID:fwDmzrNI0
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~6時間目~
コーネリア「よーし、整列しろ貴様ら!」
生徒「「「はいっ!」」」
ルルーシュ「今日は体育があったのか……くそっ、なんてことだ!」
リヴァル「今の今まで気付かなかったってどんだけだよ……」
ルルーシュ「昨日からそれどころじゃなかったんだ!」
コーネリア「コラそこっ!私語は慎め!!」
ルルーシュ「は、はいスイマセン!」
リヴァル「くくく……」
ルルーシュ「笑うな!誰のせいだと……」
コーネリア「ランペルージ!」
ルルーシュ「ぐぬ……」
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474:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/06(日) 04:49:04.26 ID:fwDmzrNI0
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コーネリア「今日からこのクラスの男子体育を受け持つことになったコーネリアだ!私が教えるからには貴様達にはどこに出しても恥ずかしくない一人前の男にしてやる!
その為にも各員の現在の能力を知りたいので本日の授業ではまず体力テストをやってもらう!!」
ルルーシュ(な、なんだと!?……何を考えているんだ!)
コーネリア「その統計を取った上で今後の授業内容を考えたいと思うので各員心して臨むように!」
生徒「「「イエス、ユアハイネス!」」」
コーネリア「ふざけるな貴様ら!!」
ルルーシュ(全くだ、なんなんだこいつ等のノリの良さは……)
コーネリア「私はもう皇族ではないぞ!」
生徒「「「ハッ!イエス、マイロード!!」」」」」
コーネリア「よしっ!」
ルルーシュ(いやいやいや、よしっ!じゃないだろう!!)
コーネリア「それでは短距離走からだ。皆の者、位置に付け!」
生徒「「「イエス、マイロード!!」」」
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478:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/06(日) 04:57:03.00 ID:fwDmzrNI0
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~短距離~
コーネリア「ほう、なかなかやるではないかルルーシュ」
ルルーシュ「ふ、ふん、この……くらい造作も、ない」ゼーハーセーハー
コーネリア「……その割には息も絶え絶えだな」
ルルーシュ「問題ないっ!!」
~懸垂~
ルルーシュ「くっ」プルプルプル
コーネリア「どうしたランペルージお前だけだぞ、一回もできていないのは!もっと気合を入れんか!」
ルルーシュ「え、ええい勝手なことを……!!」プルプルプル
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481:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/06(日) 05:02:48.64 ID:fwDmzrNI0
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~走り幅跳び~
コーネリア「なぁ、カルデモンドよ」
リヴァル「なんでしょうか?」
コーネリア「ルルーシュはアレは真面目にやっているのか?」
リヴァル「ええ、大真面目です……」
コーネリア「そ、そうか……」
~持久走~
コーネリア「……なぁ」
リヴァル「……はい」
コーネリア「時間内に完走できそうなのかな?アレは」
リヴァル「……どうでしょうね」
コーネリア「いつもああなのか?」
リヴァル「ええ……アイツ運動神経は悪くはないんですがねぇ」
コーネリア「ふむ……」
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485:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/06(日) 05:16:32.42 ID:fwDmzrNI0
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コーネリア「……おい、ランペルージ。時間だ、もういいぞ」
ルルーシュ「そ、そう……ですか……」ゼーゼー
コーネリア「すまんな……まさかそこまで体力がないとは思わなかった」
ルルーシュ「あ、あや……まる、こと、では……」ヒューヒュー
コーネリア「ふむ、このままではいかんな。おい、誰かランペルージを保健室へ連れて行ってやってくれ!」
リヴァル「あー、はいはい!俺が連れて行きます」
コーネリア「そうか、済まんが頼む」
リヴァル「はい。……おーいルルーシュ、生きてるかー?」
ルルーシュ「も、もんだいない」
リヴァル「どこをどう見てもそんな風には見えないぜ?ほら起き上がれるか?」
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486:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/06(日) 05:25:06.87 ID:fwDmzrNI0
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ルルーシュ「ああ……済まないなリヴァル」
リヴァル「良いってことよ……っと!それじゃこのままコイツ保健室に連れて行きますね」
コーネリア「ああ、頼んだ」
リヴァル「さぁ行くぜ、ルルーシュ姫」
ルルーシュ「だれがッ……ゴホッゴホッゴホッ!」
リヴァル「おいおい、大丈夫かよ?」
ルルーシュ「だ、大丈夫だ……!お、おいリヴァルそんなに揺らすな!!」
リヴァル「え~、無茶言うなよ。お前抱えてて大変なんだぜこっちは」
ルルーシュ「解っている!解ってはいるが、そんなに揺れると……ウッ」
リヴァル「お、おい!?やめろよ?それは、それだけは絶対ダメだからな!?」
ルルーシュ「だ、だったら揺らすのをだな…………ウプッ」
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487:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/06(日) 05:32:16.27 ID:fwDmzrNI0
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アーッ!!
コーネリア(済まない、ルルーシュ……お前の体力のなさを見くびっていた姉を許してくれ……)
生徒「あ、あの先生……?」
コーネリア「あ、ああ……このデータを今後の授業を進めていきたいと思う、今日はご苦労だった諸君。それでは解散!」
生徒「「「ありがとうございました!」」」
コーネリア(とはいえルルーシュは授業とは別に自宅でも鍛えてやらねばならんな……姉として!)
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523:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/06(日) 10:14:16.87 ID:PhSA02s50
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このルルーシュぶっ壊れ気味だけど違和感がないのは
CV福山潤がツッコミキャラばっかだからかな
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565:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/06(日) 12:30:51.59 ID:Iu7WWt3l0
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何でBBAスレがこんなにも伸びてんだよ
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568:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/06(日) 12:33:13.19 ID:429EBzkF0
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